旅の足跡〜北海道編〜
Memories in Hokkaido

奥尻町

鍋釣岩 鍋釣岩(なべつるいわ)

 奥尻島のシンボルとなっている岩。
 岩の中心が長年の浸食により空洞となっている。その形が鍋の取っ手(釣る)に似ていることから、鍋釣岩と呼ばれている。
 北海道南西沖地震の際、岩の一部が崩落してしまった。
 夜間はライトアップされる。
サムーン サムーン

 観音山に掲げられた縦横40mの大壁画。400枚のパネルで構成されている。
うにまるモニュメント うにまるモニュメント

 うにまる公園にあるウニ(奥尻島の名産)をモチーフにしたモニュメント。
 夜間はライトアップされる。
タイムカプセル タイムカプセル

 うにまる公園にあるタイムカプセル。
 奥尻島のかわいいマスコット、うにまるがついている。
うにまるパークセンター うにまるパークセンター

 うにまる公園の施設で展望台、華風亭(レストラン)、佐藤義則野球展示室がある。
 佐藤義則野球展示室(入館料は無料)には奥尻島出身でオリックスブルーウェーブの投手であった佐藤義則さんに関する資料が展示されている。1995年(平成7年)に40歳でノーヒットノーランを記録した偉大な投手である。
 また、華風亭では「ボラ」と「バプリチョ」を食べることができる。 「ボラ」はコーヒーゼリーのパフェ、「バプリチョ」はバナナのパフェである。
 北海道南西沖地震の被災生活の中で生まれたデザートである。
宮津弁天宮 宮津弁天宮

 かつて奥尻島の番所があった場所に建てられた神社。
 1831年(天保2年)、奥尻島の漁師たちが大漁を祈願し、弁天様を奉納したのが始まりと言われている。 
稲穂岬灯台 稲穂岬灯台

 1891年(明治24年)に初点灯した灯台。
賽の河原 賽の河原

 石積みが並ぶ海難犠牲者や子供を慰霊する霊場。
 道南五大霊場の1つである。
八十八曲り 八十八曲り

 旧道道39号線。
 産業開発道路(新しい道道39号線)の開通以降、廃道(に近い状態)となっている。
 ゲートがあり、関係者以外は通り抜けることができない。
屏風立岩 屏風立岩(びょうぶたていわ)

 神威脇付近の屏風に似ている岩。
神威脇温泉 神威脇温泉

 奥尻島で入れる数少ない温泉の1つ。
 泉質は食塩泉。料金は大人410円である。
北追岬 北追岬(きたおいみさき)公園

 北追岬の丘に広がる公園。
 彫刻家の流政之さんの5つのモニュメント(「北追岬」「神威流」「はぐれ鳥」「サキモリ」「回転ガ原」)が各所に飾られている。(写真のモニュメントは「北追岬」。)
 「北追岬」のモニュメントは戦後、国後島を追われて奥尻島の神威脇にやって来た方々の望郷の思いを表しているとのこと。
カブト岩 カブト岩

 神威脇の南方にある、かつては兜に似ていた岩。
 北海道南西沖地震の際、岩の半分が崩れ落ちてしまったそうだ。
モッ立岩 モッ立岩もったていわ

 藻内の北方にある岩。
 伝説では元々は鍋釣岩の隣にあって、夫婦岩と呼ばれていた。しかしある時、好物のアワビを求めて人里離れた西海岸に移動したという・・・。
ホヤ石 ホヤ石

 藻内付近のホヤに似ている岩。
 
ホヤ石の滝 ホヤ石の滝

 道道39号線沿いにある滝。
無縁島 無縁島

 藻内の沖合に浮かぶ岩の島。
 無縁島には悲しい恋物語の伝説が残っている・・・。

 神威脇に住む歌子と能登の国から流れてきた清次郎は恋に落ちる。
 しかし清次郎の裏切りで離ればなれとなり、歌子は悲しみのあまり、清次郎の子を身ごもったまま神威沼に身を沈めてしまった。
 その後、島へやって来た無縁という名の僧侶が歌子のために長い弔いを捧げ、室津島(青苗岬の南方約5kmの所にある島)へ渡り、断食座禅を組む。
 数日後、海が荒れ、波に呑まれてしまった僧侶は後に「無縁島」と呼ばれることとなる島へ数珠を握りしめたままの状態で流れ着いた。
 この僧侶が歌子への裏切りを深く悔やんだ清次郎であった・・・。
米岡の田園風景 米岡の田園風景

 北海道の離島の中で唯一、奥尻島だけが稲作を行っている。
奥尻島津波館 奥尻島津波館

 1993年(平成5年)7月12日22時17分、北海道南西沖を震源とするM7.8の地震が南北海道を襲う。北海道南西沖地震である。
 震災の記憶と教訓を後世に伝えるために作られたのが奥尻島津波館である。
 震災から復興に至るまでの展示が様々な形でされている。
 入館料は大人600円。
時空翔と青苗岬灯台 時空翔

 震災で亡くなられた方々を慰霊する碑。
 時空翔のくぼみは震源地となった奥尻島の南西沖を指している。
 また、時空翔の前方を囲む壁には震災で亡くなられた(行方不明も含む)方々の氏名が刻まれている。

青苗岬灯台

 1955年(昭和30年)に初点灯した灯台。
  北海道南西沖地震の際、倒壊してしまったが、灯を点す機能は失われず、津波に呑まれ、海に漂う被災者の目印(陸の位置を示す)になったそうだ。
徳洋記念碑 徳洋記念碑

 1931年(昭和9年)に建てられた高さ16.7mの「洋々美徳」と題された記念碑。
望海橋 望海橋

 2000年(平成12年)10月に完成した青苗港にある長さ164m、幅32m、高さ6.6mの鉄筋コンクリート製の人工地盤。
 津波が襲ってきた際、漁業関係者が素早く避難できるよう建設された。
長浜 長浜

 全長約8kmのみかげ石の海岸。
 「みかげ石海岸」とも呼ばれている。
 奥尻島ではみかげ石のことを「ごま石」と呼び、漬け物石に使っているそうだ。
大カカリ石 大カカリ石

 長浜の沖合に浮かぶ石。
小カカリ石 小カカリ石

 長浜の沖合に浮かぶ石。