旅の足跡〜北海道編〜
Memories in Hokkaido

伊達市

開拓記念館 開拓記念館

 1958年(昭和33年)にオープンした、伊達家ゆかりの武家文化財(甲冑、刀剣、雛人形、オルゴール等)や明治以降の開拓に関する資料が展示されている記念館。
 展示されている品々の多くは伊達家18代当主の伊達廉夫さんが寄贈したものである。
 特に雛人形は必見で、現存するものの中では最古といわれる寛永雛が展示されている。
 雛人形の顔つきが時代と共に変化していることがわかる貴重な展示である。
 入館料は大人260円。
旧三戸部家住宅 旧三戸部家住宅

 開拓記念館の横にある、内地からの移住当時を偲ぶ民家(仙台地方の建築様式(1972年(明治5年)着工))である。
 旧三戸部家は北海道最古の開拓農家である。
迎賓館 迎賓館

 開拓記念館、旧三戸部家住宅、迎賓館がある一帯はかつて伊達邸があった7千坪の敷地内にある。
 迎賓館は開拓状況視察のため来道する政府高官や開拓使を接待するため、仙台の伊達邸を建てた大工の田中長吉を棟梁とし、1892年(明治25年)に建てられた施設である。
 1935年(昭和10年)から1955年(昭和35年)頃までは伊達家の邸宅として利用されていた。
 公の場は洋風、私の場は和風とした数寄屋風の書院造りとなっている。
 館内は毎年期間限定で見学することができる。
大手門 大手門

 青葉城(仙台市)の大手門の設計図面を基に復元したもの。
 伊達市は明治新政府が樹立された後、本格的な北海道の開拓が初めて取り組まれた街である。
 1870年(明治3年)から9回にわたって集団移住した仙台藩一門の亘理領主、伊達邦茂主従の士族により開拓が行われた。
 伊達市の名前は集団移住した伊達家に由来している。 

道の駅

だて歴史の杜 だて歴史の杜

 R37沿い、総合公園「だて歴史の杜」にある道の駅。
 藍工房(日本の約半分の藍を伊達市で生産している。)や刀鍛冶工房のある観光物産館「黎明観(れいめいかん)」が道の駅となっている。
道の駅「だて歴史の杜」 伊達市