旅の足跡〜北海道編〜
Memories in Hokkaido

富良野市

黒板五郎の丸太小屋(麓郷の森) 黒板五郎の丸太小屋(麓郷の森)

 倉本聰さんが脚本したドラマ「北の国から」で使用されたセットが保存されている麓郷の森にある。
 丸太小屋は連続ドラマの17回目(1982年(昭和57年)2月5日放送)から「’84夏」(1984年(昭和59年)9月27日放送)まで黒板家(五郎、純、螢)と笠松正吉が住んでいた2番目の家である。
 ドラマでは純と正吉の不始末(ストーブの上で乾かしていた服が燃えてしまう。)によって火事になり、全焼してしまった。
 ドラマで全焼したのはセットで、本物は当時のまま保存されている。
黒板五郎の風車小屋(麓郷の森) 黒板五郎の風車小屋(麓郷の森)

 「北の国から」で使用されたセットが保存されている麓郷の森にある。
 風車小屋は「’84夏」(1984年(昭和59年)9月27日放送)、「’87初恋」(1987年(昭和62年)3月27日放送)、「’89帰郷」(1989年(平成元年)3月31日放送)で黒板家が住んでいた3番目の家である。
 屋根には風力発電用の風車がある。
黒板五郎の石の家 黒板五郎の石の家

 麓郷の森から山の方に約5km走った所にある。
 石の家は「’95秘密」(1995年(平成7年)6月9日・10日放送)、「’98時代」(1998年(平成10年)7月10日・11日放送)で五郎が住んでいた5番目の家である。
中畑すみえの家〔左〕と黒板五郎の4番目の家〔右〕 中畑すみえの家〔上左〕

 「北の国から」で使用されたセットの一部が、新たに麓郷の市街地に保存されるようになった。
 ここで保存されているのは「黒板五郎の4番目の家」「拾ってきた家(雪子の家)」「中畑すみえの家」である。
 「’02遺言」(2002年(平成14年)9月6日・7日放送)で五郎が結婚相手を連れて戻ってきた中畑すみえのために作った家である。

黒板五郎の4番目の家〔上右〕


  「’92巣立ち」(1992年(平成4年)5月22日・23日放送)で五郎と愛犬アキナが住んでいた4番目の家である。

拾ってきた家(雪子の家)〔下〕

 「’02遺言」で五郎が雪子のために作った家である。
 中畑すみえの家と同じく、電話ボックス、スキーのゴンドラ、車のホイール等、捨てられたゴミの中から使えるものを見つけて、家の建材に使用している。
 使えるものが捨てられていく生活スタイルに一石を投じるセットである。
拾ってきた家(雪子の家)
「北の国から」資料館 「北の国から」資料館

 JR富良野線富良野駅から旭川方面に歩いてすぐの所にある。
 館内には撮影で実際に使われた大道具(五郎の車等)や小道具、台本等が展示されている。
 以前は毎年7月、8月の2ヶ月間だけ開館していたが、2003年(平成15年)6月1日から通年開館となった。
 料金は大人500円。
小野田そば 小野田そば

 連続ドラマの8回目(1981年(昭和56年)11月27日放送)と「’83冬」(1983年(昭和58年)3月24日放送)で赤提灯の居酒屋として登場したそば屋さん。
 二八(そば粉80%、つなぎ20%)の手打ちそばを使っている。
  太いそばで食べ応えがある。
麓郷展望台 麓郷展望台

 麓郷の一番奥の山の麓にある展望台。富良野ジャム園から麓郷展望台に続くダートの途中には「’92巣立ち」で五郎が熊に出会った所がある。
 芦別岳や富良野西岳等を一望することができる。開放感がある展望台である。
ふらのジャム園 ふらのジャム園

 自家農園で収穫した果実や木の実、野菜等を使って、昔ながらの方法でジャムを製造している。作りたてのジャムを買うことのできる直売コーナーがある。
 好みのジャムをトッピングできるアイスクリームはオススメ。
アンパンマンショップ アンパンマンショップ

 2000年(平成12年)7月1日にオープンしたアンパンマンショップ2号店。
 1階はショップ、2階はギャラリーとなっている。
 お子様連れの方にオススメ。
 入館料は無料。
ふらのワインハウス ふらのワインハウス

 隣接するワイン工場で製造された「ふらのワイン」を味わうことのできるレストランや売店がある。
 レストランや駐車場からは十勝岳を一望することができる。
熱気球フライト 熱気球フライト

 ゴールデンウィークと6月から10月上旬にかけて、富良野スキー場(北の峰ゲレンデ)で早朝(夏は夕方も)に行われている熱気球フライト。
 フリーフライトでなく係留ロープに繋がれて行われ、40mの高さまで上昇する。
 風がちょっと吹くだけで中止となるのでご注意を・・・。
 料金は大人2,100円。
芦別岳(富丘より) 富丘

 富良野市の郊外(東方、ニングルの森の西)の高台に広がる地域。
 芦別岳(左の写真)や前富良野岳等を眺めることができる超〜穴場なビューポイントである。
不動の滝 ニングルの森林(もり)と原始ヶ原(滝めぐりコース)

 麓郷の北、布礼別(ふれべつ)林道の終点に広がる山深い森が「ニングルの森林」である。
 「ニングルの森林」は富良野岳登山口となっている。富良野岳の南中腹一帯に広がる高層湿原の原始ヶ原まで2つのコースがある。初級者向の「林間コース」と、布部川沿いに滝をめぐりながら進む中級者向の「滝めぐりコース」がある。
 後者の「滝めぐりコース」には2回の丸太橋渡りや、切り立った壁面をワイヤーロープを伝いながら「カニ歩き」で進む場所等あり、スリル満点のコースとなっている。最低限の装備(軍手、飲料水、食料等)は必要となる。

不動の滝(上)

 「林間コース」と「滝めぐりコース」の分岐点から「滝めぐりコース」を45分ほど歩いたところにある滝。「不動の滝」の手前には「銀河の滝」があるが、看板が出ていないため、どの滝が「銀河の滝」かはわからない。

錦糸の滝(下)

 「不動の滝」から30分ほど歩いたところにある滝。錦糸のように岩肌を幾条もの水が流れ落ちている。
錦糸の滝
二段の滝 二段の滝

 「錦糸の滝」から5分ほど歩いたところにある滝。
 豪快に2段を流れ落ちる滝である。間近に滝を見ることができるので迫力がある。
蒼天の滝 蒼天の滝

 「二段の滝」から20分ほど歩いたところにある滝。
赤岩の滝 赤岩の滝

 「不動の滝」から80分ほど歩いたところにある滝。
 「滝めぐりコース」の一番奥に位置する。ほぼ垂直にそびえ立つ赤い岩の上から豪快に流れ落ちている。
昇竜の滝 昇竜の滝

 「赤岩の滝」から20分ほど歩いたところにある滝。
 落差の大きい滝である。看板には「勝竜の滝」と記されていて、どちらの字が正しいのだろうか・・・。
原始ヶ原 原始ヶ原

 富良野岳の南中腹一帯に広がる面積1,000haの高層湿原。
 アカエゾマツやトドマツが群生している。
 木道はなく、直に湿原を歩くことになるので長靴や防水加工の登山靴が必要となる。
 富良野岳に続く登山道との分岐点付近には「松浦武四郎通過の地」と記された碑がある。ちなみに原始ヶ原から富良野岳までは210分ほどの登山となる。
 また、原始ヶ原の東、60分ほど歩いたところに「五反沼」がある。ヒグマの生息地となっているので注意が必要(登山道もぬかるんでいるところが多い)。
広原の滝 広原の滝

 「原始ヶ原」から「林間コース」を25分ほど歩いたところにある滝。
 枝や葉っぱの隙間から眺めることができる。
天使の泉 天使の泉

 「広原の滝」から12分ほど歩いたところにある岩の奥から湧き出ている地下水。
 上の「広原の滝」と「天使の泉」は富良野岳登山コースの水場となっている。