北海道旅行記
a book of travels in Hokkaido

8日目(9月7日土曜日)

7時、起床。

窓から外を見ると霧が出ている。
空は明るいので今日は晴れるだろう。

身支度を整え、朝食をとる。

8時37分、宿を出発する。
とっても居心地のいい宿であった。

また来よう!

道道252号線等を約15km走り、8時55分、智恵文沼に到着する。

智恵文沼
智恵文沼

8時58分、智恵文沼を後にする。

道道252号線、道道49号線を約21km走り、9時18分、トロッコ王国に到着する。

トロッコ王国
トロッコ王国

廃線となった美幸線のレールの上を走ることができるトロッコである。
美幸線の終着駅であった仁宇布駅の駅舎がトロッコ王国の入国受付所である。

仁宇布駅 駅標
仁宇布駅 駅標

入国査証料金は大人1,000円である。

パスポート    パスポート
パスポート

入国審査が終わるとパスポートを発行してくれる。

仁宇布駅入場券
仁宇布駅入場券
トロッコ往復切符
トロッコ往復切符

美幸線は単線のため、先客が仁宇布駅に戻ってくるまで出発できない。
今年の夏(お盆)は2時間待ちだったそうだ。

20分ほどすると先客が仁宇布駅に戻ってくる。

トロッコに乗車する。

トロッコ4号車
トロッコ4号車

私の他に2組のお客さんがいたため、トロッコは全部で3台となった。
往路は先頭、復路は最後尾となる。

運転方法と無線操作のレクチャーを受ける。
無線は仁宇布駅出発時と折り返し地点で使用する。

よ〜し、出発進行!

出発進行
出発進行

2台目のトロッコとの距離を離し、ブレーキテストを行う。
昨晩、ライダーさんが言っていたとおり、止まるのは難しい。

列車の運転がどれだけ難しいか経験する。

まっすぐな線路が続く
まっすぐな線路が続く

直線区間を最高速度(けっこう速い)で快走する。

しばらく走ると森の中に入り、ニウプ川のコンクリート橋を通過する。

ニウプ川
ニウプ川

美幸線は宗谷本線美深駅と興浜北線北見枝幸駅を結ぶ計画であった。
美深〜仁宇布間(21.2km)が先行開業し、残りの未開通区間は軌道が敷かれ、全線開業を待つだけであった。

しかし国鉄再建法のもと、未開通区間は一度も列車を運行することなく未成線のまま廃線となった。
そして先行開業していた区間も1985年(昭和60年)9月16日に廃線となってしまった。

約5km走り、折り返し地点に到着する。
2台目、3台目のトロッコが到着するのを待つ。

ターンテーブル(転車台)でトロッコを方向転換する。

復路は最後尾なのでゆっくり走る。
約5km走り、仁宇布駅に戻る。

入国受付所で受付の方と話をする。
限定販売のトロッコのチョロQ(1,000円)を買う。

トロッコ王国を後にし、隣接するコイブに入る。

コイブ
コイブ

羊のソフトクリームを食べる。

おいしい・・・。

コイブの前にある公衆電話から「層雲峡YH」に電話をし、予約を入れる。

10時50分、トロッコ王国を後にする。

道道49号線、道道680号線を走る。
道道680号線の終点から美深歌登大規模林道に入る。

美深歌登大規模林道
美深歌登大規模林道

美深歌登大規模林道を走り、加須美峠で左に曲がり、加須美峠函岳線に入る。

加須美峠
加須美峠

加須美峠函岳線を函岳山頂に向けて走る。

加須美峠函岳線
加須美峠函岳線

トロッコ王国から約58km走り、12時2分、函岳山頂に到着する。

函岳山頂
函岳山頂

今日は天気がよいので、利尻島を眺めることができた。

利尻島
利尻島

函岳山頂には北海道開発局の気象観測レーダーが設置されている。

気象観測レーダー
気象観測レーダー

気象観測レーダー東側の岩場で禅を組む。

岩場からの眺め
岩場からの眺め

風の音と木々のざわめく音だけが聞こえる。

最高!

12時15分、函岳山頂を後にする。

函岳山頂から今日の宿泊地である層雲峡まで一気に走る。

加須美峠函岳線、美深歌登大規模林道、道道680号線、R40、道道296号線、R39等を約167km走り、
15時20分、銀河の滝と流星の滝に到着する。

駐車場に車を置き、双瀑台に向けて遊歩道を登る。

15分ほど登り、双瀑台に到着する。

銀河の滝〔左〕と流星の滝〔右〕
銀河の滝〔左〕と流星の滝〔右〕

双瀑台からは銀河の滝と流星の滝を一望できる。
紅葉の季節は素晴らしい眺めになるだろう。

駐車場に戻り、 車から折り畳み自転車を取り出す。
折り畳み自転車を組み立て、大函と小函に向かう。

小函遊歩道は途中で通行止めとなっていた。

残念・・・。

復旧したら、また来よう!

16時18分、銀河の滝と流星の滝を後にする。

R39等を約3km走り、16時24分、層雲峡ビジターセンターに到着する。

層雲峡ビジターセンター
層雲峡ビジターセンター

大雪山国立公園の自然、動植物の情報を手に入れることができる。
春夏秋冬を撮影したハイビジョン映像はオススメである。

16時55分、層雲峡ビジターセンターを後にする。

約1km走り、16時56分、今日の宿である「層雲峡YH」に到着する。

「層雲峡YH」は大雪山を登山する方のベースとなっている。
宿の中は登山客でいっぱい・・・。

受付で夕食の時間を決め(外食となる)、温泉の入浴券を買う。
「層雲峡プリンスホテル朝暘亭」で温泉に入る。

気持ちいい・・・。

初めて層雲峡温泉に入る。

宿に戻り、夕食に出かける準備をする。

宿の車で温泉街まで送ってもらい、指定の飲食店で夕食をとる。

夕食後、温泉街を散策する。
「みやげ屋コロちゃん」に入り、手彫りのフクロウが入った壁掛けを買う。

温泉街から歩いて宿に戻る。

宿の公衆電話から美瑛の「ペンションウィ」に電話をし、明日の予約を入れる。

今日は疲れたので明日に備えて早めに休もう・・・。

21時頃、床につく。

9日目(9月8日日曜日)へ